広谷農園は吉賀町田野原金山谷の奥、標高約500ｍの場所にあります。
元は牧場だったこの場所に現在は1.6haにも及ぶ広いわさび農園が広がっています。
東の静岡西の島根と呼ばれ、かつては全国大会で賞も取ったことのある吉賀町のわさび。
味の良さと生産量の多さで有名でしたが近年生産者の高齢化が進み、
その生産量はＨ10０年度水わさび4.9ｔ、畑わさび14.5ｔだったところ、
現在は水わさびが0.9ｔ、畑わさびが13.4ｔと年々生産量が減少していっています。

このままでは吉賀町のわさび産地が衰退してしまう…
そんな危機感から吉賀町のわさび生産を盛り上げようと広谷農園さんが始めるのが、
「わさび後継者育成」です！

広谷農園代表の椿さんは言います。

“今のワサビ生産者組合は高齢化が進んでいる。現在吉賀町は島根県でワサビ生産量一番だがこのままでは農家さんもいなくなってしまう。今からワサビを育て、加工品や商品開発もできる人を育てていきたい。農業はいいよ、なんてったって夢がある。自分でワサビの生産から加工品まで開拓していける人が育ったら地域の活性化にも繋がるんじゃないか。都会から来た人であれば市場があるので、どんどん都会に向けて売っていくということも考えられるね。”

そんな椿さん、現在広谷農園でわさび生産をしながら吉賀町でわさび生産を盛り上げていきたい人を募集しています。体験後やる気のある方には広谷農園さんから農地の譲り受け、機械の貸し出しなども考慮してくださっているそう。
Ｈ２４年度は加工品開発・販売を開始したりとバイタリティのある椿さん。そんな広谷農園やわさび栽培に興味のある方、一度広谷農園に訪れてみませんか？

募集内容

＜募集要件＞
・吉賀町でわさび生産をしながら定住する意志のある方。
・年齢４０歳以下
・２人１組での応募に限る（夫婦、友人同士、など）
＜応募の流れ＞
１． 問い合わせ・資料請求 (５月末締切)
お電話・E-mailで問い合わせください。詳しい資料をお送りいたします。
２．現地見学・体験 （６月～）
資料をお読みの上興味を持たれた方には日程調整の上現地見学、またはわさび栽培体験をしていただきます。
その際に広谷農園代表との話、また町の様子、住居等を見学いただきます。
３．体験開始
就農の意思が固まった時点で産業体験を開始します。
（１組が決定次第募集を締め切ります。）
＜こんな方におすすめ＞
・わさび生産から加工まで開拓しようという起業マインドのある方。
・こつこつと作業が好きな方。
＜応募の際の注意＞
・今回の募集は雇用ではなく独立就農を目指す方を対象にしています。
・１～３月の間積雪の為畑作業はありません。アルバイトや加工に従事していただくことが考えられます。
・（財）しまね定住財団の産業体験制度を利用し、１２万円/月（１人当たり）の助成を受けながらの就農になります。